西部の壁は、エルサレムの旧市街に位置する古代の石灰岩の壁の一部です。これは、ユダヤ教徒とキリスト教徒の両方にとって重要な場所であるテンプル・マウントとして知られる丘を囲むより広範な防護壁の一部です。
壁の総高さのわずか半分以上、地上レベルよりも下に位置する17のコースは、第2神殿時代の終わりから始まったもので、ヘロデ大王によって開始されたと考えられています。
下のコースは、ヘロデ時代特有の非常に大きな石材を使用して構築されています。その上にある中程度の大きさの石からなるコースはウマイヤ朝時代に追加され、最上部の小さな石から成るコースはより新しい起源であり、特にオスマン朝時代のものです。